シンスプリント
シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎です。ランニング、ジャンプ、ターン、ストップなどに伴う足関節の反復性背屈により、下腿後面内側筋群(後脛骨筋、ヒラメ筋、長趾屈筋)に疲労が起こり、これらの筋が正常に伸び縮みしないことにより脛骨骨膜に炎症をきたします。
下腿の内側下1/3に痛みがあります。主な原因は偏平足などの骨格的な要因のある人が運動しすぎたりして筋肉を酷使することで発症します。マラソン選手などは偏平足でなくても発症しやすい傾向があります。コンクリートなどの硬い地面、不整地などでの運動、足の筋肉のアンバランス、クッション性のない靴などが要因となることもあります。
施術・治療方針
問診、視診、触診、徒手検査等を行います。手技、電療、罨法(温めたり冷やしたり)を中心に行い、超音波治療、テーピングなどによる固定を施し、炎症が治まってくると温罨法,ストレッチングを施術します。
関連施術
予防について
足の偏平足が多く関与することから、偏平足になりにくいように足に合った靴、足指運動などで予防に心がける。運動のし過ぎによっておこることから、適度な休息、セルフケアが大事になってきます。体のバランスを整えることも大事です。