骨盤矯正について考えてみた
2020年05月13日
今回は、骨盤矯正について考えてみようと思います。
「骨盤矯正」という言葉は今では一般的に使われるようになりましたが、東京にあるセラピストサロンが商標権を持たれています。
医学用語ではなく、イメージしやすいように作られた造語だと思いますが、今では一般的な言葉として使われているようです。
治療院や整体院などやリラクゼーションサロンなどでも施術メニューとして取り扱われていますが、さきほども書いたように「骨盤矯正」は商標権があります。勝手に使うことができないのです。
他の治療院で骨盤が歪んでいるとか足の長さが違うから矯正が必要だとか言われ、矯正をされた経験があると、当院の患者さんはおっしゃいます。
実際は多くの人が少なからず歪んでいたり、脚長差(足の長さの違い)はあります。普通のことです。
しかしながら、不良姿勢や間違った体の使い方によってゆがみが大きくなり、痛みなどの臨床症状などが出てくるのも事実です。
その時は骨盤に付随する筋肉やじん帯、骨盤を構成する関節などにアプローチすることが必要になってきます。また身体全体を診ていくことも大切ですね。特に検査などに多くの時間をかけます。
昔、自称「骨盤矯正のプロフェッショナル」という方と働いたことがあります。プロどころか、骨盤について理解していらっしゃるのかな??という方でした。
検査法も前屈後屈させてみるくらいで、関節を鳴らした鳴らさないとかで動いた動かないなどとか、、、。音が鳴ると喜んでいました。
治療家として専門性を高め追及するほど、「骨盤矯正」とは何なんだろう?幅が広すぎて説明しづらく結局「何なんだ?」となってしまいます。
また、「産後の骨盤矯正」といわれるものはほぼ必要ないと考えています。何もしなくてもよいというわけではなく、骨盤スクワットをするだけで十分です。
次回は骨盤スクワットについてお話ししたいと思います。
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