万能のツボ　合谷
2020年09月06日

　今回はツボについてです。ツボは東洋医学では「経絡」という気の流れの要所的な場所で、気の流れを調節しているところです。

解剖学的には神経の交差する場所なことが多く、またトリガーポイントと被る場所も多いような気がします。トリガーポイントとは、そのポイントが引き金となり、その部分だけではなく、周りや離れた部位に痛みを放散する(関連痛を起こす）ポイント。＊トリガーポイント療法　マーティ松本著より引用

ツボは神経の交差するところであるから、刺激すると神経に作用します。特に自律神経に作用して体の調節を助ける働きがあります。

「合谷」（LI4）という万能のツボがあります。全身に作用し、コリや痛みなどの鎮痛効果、肌荒れや、ストレスなど幅広く効果が期待できます。頭痛や腕の痛みには即効性があり実際の施術でも取り入れています。

場所は手の甲がわの人差し指の付け根部分。親指と人差し指の交差する部分の、人差し指の骨のきわ。

痛気持ちいいくらいの圧で息を吐きながら5秒くらいを目安に押して、息を吐きながら圧をゆっくりと緩めてください。ツーンとく痛みがあるところがツボの位置です。ポイントは骨のきわです。正しい角度で抑えるとツーンとした響くような痛みがあります。

押しすぎには注意が必要ですが、手軽にできるツボ押しです。ポイントは「骨のきわ」、「ゆっくり押してゆっくりはなす」「押す角度がある」です。お試しください。