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慢性緊張型頭痛が治りにくい理由
2026年08月21日

こんにちは!柔道整復師の視点から、日々の臨床や研究で見えてくる「頭痛のリアル」をお届けするブログです。

「マッサージに行っても、薬を飲んでも、いつの間にかまた締め付けられるような頭痛が戻ってくる……」 慢性緊張型頭痛に悩む患者さんから、このようなお声を本当によく聞きます。実は、この「治りにくさ」には、私たちのカラダと脳が持つ複雑な仕組みが深く関係しています。

今回は、なぜ慢性緊張型頭痛がこれほどまでに頑固なのか、その背景にある3つの理由を分かりやすく解説していきます!

1. 痛みのボリュームが勝手に上がってしまう

首や肩の筋肉がコリ固まると、その信号が脳に伝わります。本来ならコリが解消されれば痛みも消えるはずですが、刺激が何ヶ月、何年も慢性的に続くと様子が変わってきます。

脳や脊髄の「痛みを伝える回路」自体が、ずっと過敏な状態になってしまうのです。 これが起きると、わずかなコリやストレス、気圧の変化といった本来なら痛みにならないような些細な刺激さえも、脳が「激しい痛み」として大きく勘違いして受け取ってしまいます。つまり、筋肉のコリが少し良くなっても、脳の痛みのボリュームが上がったまま固定されてしまうことが、治りにくさの大きな原因です。

2. 脳の「痛みを抑えるブレーキ」が効かなくなる

私たちの脳には、本来、痛みを感じたときにそれを和らげようとする「ブレーキシステム」が備わっています。

しかし、毎日のストレスや睡眠不足、そして長引く頭痛そのものが大きな負担となり、この脳のブレーキをクタクタに疲れさせてしまいます。 痛みの信号がずっと出っぱなしの状態なのに、ブレーキも故障して効かない。これでは、外からマッサージや湿布をしても、なかなか痛みのループから抜け出せないのです。

3. 「とりあえず薬を飲む」が招く落とし穴

「痛いから、毎日とりあえず鎮痛薬を飲む」――一見正しい対処に見えますが、ここに大きな罠があります。

薬を飲む頻度が多すぎると、脳がその状態に慣れてしまい、かえって痛みに敏感になってしまうことがあります。 痛みを和らげたくて飲んでいるはずの薬が、実は知らず知らずのうちに頭痛を起こしやすい頭にしてしまう……という、何とも切ない悪循環が隠されているのです。

まとめ:悪循環を断ち切るために

慢性緊張型頭痛は、単なる「肩や首のコリの延長」ではなく、「脳や神経が頑張りすぎて疲れきってしまった状態」だと言えます。

だからこそ、その対策にはただ肩をもむだけでなく、

  • こまめにリラックスする時間を作る

  • 睡眠をしっかりとって脳を休ませる

  • 日常のストレスや無理を見直してみる といった、「脳と神経をゆっくり休ませてあげるアプローチ」が大切になります。

「どうせ治らない」と諦めず、ご自身の脳と神経が発している「少し休んで」というサインに耳を傾けながら、できることから少しずつ試してみてくださいね。

日頃の頭痛対策で、ご自身が「これだけはホッとする」と感じているリフレッシュ法はありますか?

 
 

 

 

 

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